FSC®の森林認証制度とは、環境・社会・経済の点から見て、責任ある森林管理を目的としています。

また、CoC認証はFSC®認証原料が森林から最終的なユーザーに届くまでに、製品が通る経路を全て辿って、きちんと識別され、他の非認証製品と分別されているかを確認するものです。

昨今、持続可能な原材料調達、生物多様性に配慮した原材料調達を推進する企業の拡がりから、紙分野においてはFSC®森林認証紙を指定して調達する企業が年々増加しています。また、カタログやパンフレットなどの商業印刷分野に加えて、最近では化粧品や食品容器などのパッケージ分野にも森林認証紙の採用が拡がっています。

2012年に開催されたロンドンや2016年に開催されるリオデジャネイロでのオリンピックでは、大会で使用する紙製品のリサイクル以外の材料について、森林認証紙の使用が義務化されました。また、2020年の東京オリンピックで使用される紙製品の材料にも、森林認証紙の使用の義務化が見込まれています。

※参考資料　FSCジャパンホームページ…https://jp.fsc.org/jp-jp